多くの種類があって、河川から深海まであらゆる水環境に生息する。食用や観賞用として人とのかかわりが深い種類も多い。
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淡水域 -
テナガエビ、スジエビ、ヤマトヌマエビ、ミナミヌマエビ、ザリガニ、アメリカザリガニなど
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浅い海の砂泥底 -
テッポウエビ、クルマエビ、ウシエビ(ブラックタイガー)、シバエビ、サルエビ、ホッカイエビ(ホクカイエビ、ホッカイシマエビ)、ロブスター、ウチワエビ、ゾウリエビ、セミエビなど
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浅い海のサンゴ礁や岩礁 -
サラサエビ、カクレエビ、オトヒメエビ、イセエビなど
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深海 -
アカザエビ、サクラエビ、シラエビ、ホッコクアカエビ(アマエビ)など
淡水域
テナガエビ(手長蝦)は、エビ目・エビ亜目・コエビ下目・テナガエビ科に分類されるエビだが、テナガエビ属(Macrobrachium属)に分類されるエビの総称として用いられることが多い。淡水にすむエビとしては大型で、第2歩脚が長く発達することが知られた分類群である。
深海に生息し、食用に漁獲されるアカザエビのことをテナガエビと呼ぶこともあるが、こちらはテナガエビと分類が異なる。
ヤマトヌマエビ(大和沼蝦)Caridina
multidentata
は、エビ目・ヌマエビ科に分類されるエビの一種。日本に分布するヌマエビ科の中では大型種で、ペットとしても人気がある。学名は
Caridina japonica
が多く用いられるが、こちらは2006年にシノニムとされるようになった。
ザリガニは、狭義には日本固有種のザリガニ
Cambaroides
japonicus
を指すが、広義には淡水性ザリガニ類の総称としても用いられる。日本で単に「ザリガニ」といえば、昭和初期にアメリカ合衆国から移入され、国内に分布を広げたアメリカザリガニを意味することが多い。日本固有種のザリガニは、他のザリガニ類と区別するためにニホンザリガニあるいはヤマトザリガニと呼ばれることもある。この項目では、在来種のザリガニについて記述する。
アメリカザリガニ
Procambarus
clarkii
は、エビ目(十脚目)・ザリガニ下目・アメリカザリガニ科に分類されるザリガニの一種。学名は
Scapulicambarus
clarkii
とされることもある。北アメリカ原産だが、日本を含む世界各地へ移入され、分布を広げた外来種である。日本で「ザリガニ」といえば、本来は北日本に分布する固有種のザリガニ(ニホンザリガニ、ヤマトザリガニ)
Cambaroides
japonicus
を指すが、昭和以降ではより身近になったアメリカザリガニの方を指すことが多い。
浅い海の砂泥底
テッポウエビ(鉄砲蝦)は、エビ目・テッポウエビ科・テッポウエビ属(Alpheus属)に分類されるエビの総称。温暖な地方の浅い海に生息し、はさみをかち合わせて音を出すことが知られている。
日本ではその中の一種
Alpheus
brevicristatus
に「テッポウエビ」の和名が充てられているが、他にも多くの種類がある。
クルマエビ(車海老・学名Penaeus
(Marsupenaeus) japonicus)とは、エビ目・クルマエビ亜目・クルマエビ科に分類されるエビ。日本では古来、重要な食用種として扱われる。愛知県・熊本県の県の魚に指定されている。
ロブスター(英lobster、仏homard)は、狭義にはエビ目・ザリガニ下目・アカザエビ科(ネフロプス科)・ロブスター属に分類される甲殻類2種類を指す。食材としてはフランス語の「オマール」、「オマールエビ」、イセエビ類を指す英語であるスパイニーロブスターから差別化した「オマールロブスター」、和名の「ウミザリガニ」などの呼称も使われる。広義の「ロブスター」は、イセエビなども含めた大型の歩行型エビ全般を指す総称で、鑑賞用に飼われる淡水産ザリガニ類であるマロンロブスター、パープルリーフロブスターなども狭義のロブスターとは別種である。
浅い海のサンゴ礁や岩礁
イセエビ(伊勢海老・学名Panulirus
japonicus)とは、エビ目・イセエビ下目・イセエビ科に属するエビの一種。広義にはイセエビ科の数種をさす(下記の「近縁種」参照)。大型で美味なエビで、高級食材として扱われる。英語でロブスターと呼ばれることもあるが、生物学上は別種(目までが共通)である。
深海
サクラエビ(桜海老・学名:Sergia
lucens)は、エビ目
クルマエビ亜目
サクラエビ科に属するエビの一種。深海に生息する小さなエビで、食用に漁獲される。体長は4-5cmほどの小型のエビである。体は透明だが皮膚に赤い色素が多く、水揚げすると綺麗なピンク色になり、「サクラエビ」の和名はここに由来する。さらに体表には160個ほどの発光器官が並んでいる。2対の触角のうち第2触角は体長以上の長さがある。額角は短い。
シラエビ(白海老・学名Pasiphaea
japonica)は、エビ目
エビ亜目 コエビ下目
オキエビ科に属するエビの一種。サクラエビと同様深海に生息する小型のエビで、食用に漁獲される。体長5-8cmほどで、サクラエビよりも大きい。体はやわらかく、やや左右に平たい。額角はないが複眼の後ろに小さなとげがあり、尾の上にも小さなとげがある。体色は無色透明で僅かにピンクがかっているが、死ぬと乳白色になる。和名はこの体色に由来し、「シロエビ」とも呼ばれる。
ホッコクアカエビ(北国赤海老)Pandalus
eous
は、エビ目(十脚目)・コエビ下目・タラバエビ科に分類されるエビの一種。北太平洋の深海に生息し、重要な食用種として多く漁獲される。日本ではアマエビ(甘海老)、ナンバンエビ(南蛮海老)などの別名も知られる。